アンプはやめた

どこのお店に行っても止められるのでこれはさすがに

よくない選択だろうということでやめることにした。

うちのスピーカー、安倍政権で円安が来る前に舶来はインフレになる、と

踏んで買った。今同じモデルを買うと倍する。

というか今探すと中古と同じ値段になっている。

おそろしや人為バブル。

ワイン、ウイスキー、海外時計、外車、工芸品(スピーカー含む高級家具)

この中で数が限られるものだけが値上がりすると予想した。

結果予想通りとなった。舶来品はすさまじいインフレが起きた。

車は大量生産品なので、少量生産車を作り出してそれを値上げする方向に

いっているが自動運転、電気自動車がでて値上げしづらい。

おそらく値上げ率は最も低い。

時計:一部製品を除いで金時計が値上がりした。金に連動しているかもしれないが

よくわからない。ロレックスはスポーツモデルが50%値上がり。

7月からロレックスのスポーツモデルは百貨店ポイントが使えなくなったので

もう少し値上がりすると思われる。

しかしステンレスは大量生産が効くので、いまいち資産防衛効果が薄いと

思うのはわたしだけだろうか。

貴金属宝石:プラチナは買い場が来ている。金は危ない。

ダイヤや宝石は暴落の危険性が高い。下取り市場がないので宝石は

転売が効かないからだ。

奥さんにダイヤを見栄はって高いの買うのはもうよしなさい。

200万の予算を用意して、エルメスバーキンを買いなさい。

できれば中古のクロコダイル。

クロコダイルのバーキンはもう作れないので資産価値が異様に高い。

たかが鞄に資産価値がつくのかと思うが、素材が仕入れできないのだから

作れないとなれば、ヘッジになる。

200万のバーキンは暴落する可能性がないとは言えない。

プラチナが今後上がるかどうかだけど、こればかりはわからない。

暴落して一年半ごろが買いなので、2015年夏を境にするといい時期である。

3~4年で反転する。アベノミクスがそうだ。なにか起こる。

オリンピックがらみか、技術がらみか。

ただ普通にインフレが起きているので、貴金属の価値自体はある。

金の5000円はやりすぎだ。1500円の300%である。

ワイン:最も高騰した。2005年、3万円税込みのものが今14万円ほどする。

それでも置いてあることは少ない。

29万円のものは80万、並行200万

22万円のものは70万、並行200万

数が少ないから同じ。

ただワインは問題がある。税制が変わると課税対象になる。

急に売ろうと思っても売れない。

ダイヤと違って数が少ないことがわかり切っているので価値は減らないが

買い手がいなければいくら高くても意味がない。

ワインは飲んでしまうのが吉である。

ヘッジとしては、悪くはないが今からはもう買えない。

でスピーカー。

アンプは意外と資産価値があるのだがもう止まっている。

修理不能になればゴミなのでしょせん機械。

スピーカーはまず壊れない。

値段は200%高騰。

160万のものが300万になっている。

トップモデルの値段でミドルの下しか買えない。

ただし電化製品なので、進歩をしてくる。

スピーカーはまだ進化の余地があるので資産価値がない。

ただしオーディオを買うこのクラスの人たちは理由はいろいろだが

しょっちゅう中古を放出するので

中古が出回る。

なので私は中古がほしいのだが、中古がこなれる頃には新型が出るという

悪循環に陥る。

それが革新的なのか、ただのバージョンアップなのかで、市場の形成が違ってくる。

で、肝心の資産防衛の件はどうなったか?

えーと、何をどう買ってもいいのですが、安く買えた、というだけで資産防衛には

大してなっていません。

同じものを買おうとすると今すごく高い、だけで持っているものいらないから。

もっとも資産になったのは、それこそ大根本原理ですが

”仕事”です

3万で買ったワインを10年後に市場の3万円引きの10万で売った。

儲けは7万。年で7000円。その7万円、そこで終わり。

何になるかというとまず間違いなくまたワインに化ける。

何のために買ったかわからんがな。

だから呑んじまえ、という。

時計も、金も、バーキンも同じ。売ったらより新しい同類を買うだけ。

ただしクロコのバーキンだけは例外。あれはもうないから買い替えられない。

仕事は違う。7年で大きく変わる。

7年で仕事や事業を育てると、大きく育つ。

人も雇えて儲けも増える。

そして節税効果が最も大きいのが実は”事業”。

何よりも成長、勉強、成果、収穫、再投資というサイクルが一年決算で巡る。

その結果は数字で表れる。

10年で年商を1000マンから3000マンに伸ばせれば年間200マンのリターンだ。

ワイン我慢してしょっぱく利ザヤとるのとは比べ物にならない。

最近金を海外から密輸して消費税浮かそうとしている犯罪があるが

あれと同じで意味不明だ。

その金塊がよほどやばいものでない限り、数十万程度の消費税をもうける意味がない。

株もFXもそうだが、これは事業にはならない。できるのはごく一部の人。

これはどっちかというとワイン投資などに近い。

土台がもろい上に永続性が弱く、引き継げるものが限られる。

事業ならシステム化すれば継承できる。

遺産としても残せる。

税務署がいくら資産を取ろうとも、いったんできたブランド、スキル、思想、

もうけをつくる理論思想は、取れない。

だからもっとも資産防衛になる方法は

いかなる時代でも稼げる事業スキルを考え、磨き、

それを思想として継承していくことだ。

事業は廃れることがある。しかし思想があれば、無一文からでも

再び資産が作れる。

一生をかけて、継承できる経営理論を作り、システムを稼働させ

きちんと回収するシステムを構築していくことが

ベタだが一番の資産防衛になる。

ただしこのタイプは大成功が邪魔になる。

巨大なビルをいくつも保有するオーナーの事業継承が難しいのと一緒だ。

豊臣秀吉のような大天才になってはいけない。

徳川家康のようにはいつくばって我慢する普通の人が一番怖い。

徳川家康はケチで有名だったが、死んでから遺産が大変な額であることがわかった。

豊臣秀吉は大富豪で有名だったが、ために家康に死後全部取られてしまった。

知られないこと、目立たないこと。

鉄則だ。