クロとの思い出
一年前の今日、8月3日20時半頃、愛猫のクロが天国へ旅立ちました。
早いものでもう一年です。
13歳で旅立ったクロ。ぶちゃカワで本当に可愛かった。
元ノラちゃんだったので病気になる可能性も高く、クロも腎臓病を患っていました。
定期的に通院し、食欲も旺盛で飛び跳ねて遊んでる時もあれば
食欲が無く寝てばかりで体重も急に落ちたり…
でも点滴をしてもらったら元気になってまた2kgくらい増えたり(笑)
そんなことを繰り返し約2年。また最近元気がないな…と思ってたのでいつものように病院へ。
獣医さんは「結構酷くなってるかな…」と。そこからは毎日点滴に行ったり、少し良くなって2〜3日に一度行ったりの日々。
家にいる時間が多い母親が連れて行ってくれてました。
そして、また食欲がなくなり体重も落ちて缶詰の汁とか液状のものをなんとか口にできるくらいにまでなり
でも点滴をするために毎日病院に行って…今思えば病院に行くことも辛かったよね?と思う。
ずっと寝てばかりで呼んでも顔を上げるのも辛く、目だけで返事をしているような状態にまでなって。
家族では私が一番遅くに帰宅するんですが…その日、私が帰っていつものように「クロ、ただいま〜」って声をかけると
頭を上げて私の顔を見て「うん」とでも言ったかのような顔でまた頭を下げて寝たんです。
私は「今日のクロ、ちょっとだけ元気なのかな?」なんて嬉しく感じ「また後で来るからね」と言って自分は夕飯を食べに行きました。
30分くらい経った頃、母が「クロが…クロが変なの!!!」と叫んでて。
慌ててクロの元へ行ったら…同じように寝てはいるんだけどなんだか違和感を感じて。
呼んでも動かない。まさかと思って呼吸は?心臓は動いてる?パニクって体に手を当てたり耳を当てたりしたけど…
「心臓…動いてない…呼吸も…してない…」と泣きながら呟いてました。
その時は既に逝ってしまってたみたいです。
たった30分くらい前までは私の声に反応してくれていたのに。
今はもう、私の声も聞こえないところへ行ってしまったんだって思うと涙がとまらず…みんなで号泣しました。
きっと私が帰って来るのを待っててくれたんだよね?ちゃんとみんなに挨拶してから旅立ったんだよね?
そう思ったら本当に愛おしくて。すぐにはクロが死んでしまった事を実感できませんでした。
子供の頃から犬や猫を飼っていた家で、10年前に愛犬ポポリがいなくなって以来ワンちゃんは飼ってなく、
5年前にクロの息子のチビがお母さんより先に、やっぱり病気で旅立ってしまってからはクロだけでした。
なので、そのクロがいなくなってしまってからは何もいない状態。
猫は大好きだし、また飼いたいとは思ってるけど、やっぱりクロの面影は消えないし。
母も弟もみんな、ずっとクロの事が忘れられないと言っていて。
でも…私たちが忘れられない気持ちを“良い思い出”として受け止めないと
クロも安心してあっちで先に旅立った先代のコたちと遊べないよねって言っていて。
忘れないけど、気持ちを引き留めないようにしていました。
私もかなり“猫恋しい症状”が出ていて、今年の春に初めて猫カフェに行きました。
猫ちゃんに触れたい、抱っこしたい…無性にそう思っていて。
で、やっぱり大好きで、クロの事も思い出して。「あのコ、クロに似てる〜」なんて思いながら。
最近、家族もやっぱり「猫また飼いたいね」なんて話も出ていて。
クロが旅立って一年は待って…そしたら考えようか、と。
この一年、早かったな〜とも思うし、まだ一年経ってないんだ…と思ったり。
寒い冬にいつも布団の中に潜り込んできたクロがいなかった時は凄く寂しかったり。
暑い夏にグタ〜と涼しい場所を見つけては寝ていたり…。
いつものクロの特等席にいないのが不思議だったり。
一年経ち、改めてクロの思い出を記そうと、過去の写真を見たりこれを書いてみましたが
やっぱり思い出して涙ぐんでます。
「ありがとう。幸せだったよ」と、あっちで思っててくれたら何よりです。